COLUMN for DivingShopダイビングショップ向け経営・集客コラム
知らなきゃ損!LINE公式アカウント「ショップカード」の機能と使い方
INDEX
LINE公式アカウントを活用していますか?
LINEの利用者は毎年増え続け、国内の利用者数は8,200万人を超え、現在では日本人のおよそ64%が利用している、日本でもっとも人気の高いアプリです。
LINEは利用者が多いだけでなく、ビジネスアカウントの機能が豊富で、ダイビングショップでも活用したい機能がたくさんあります。
今回は、LINE公式アカウントのおすすめの機能「ショップカード」の機能や設定方法について紹介しています。
LINE公式アカウントをまだ作っていない。
アカウント作成はしたけど活用できていない…
という方は、ぜひ記事を参考にLINE公式アカウントを活用してください!
LINE公式アカウントの基本機能
LINE公式アカウントには9つの基本機能があります。
LINE公式アカウントで利用できる9つの機能
①メッセージ配信
②タイムライン投稿
③アカウントページ
④LINEチャット
⑤リッチメニュー
⑥ショップカード
⑦クーポン・抽選機能
⑧リサーチページ
⑨分析機能
アカウントの作成方法や基本機能、利用するメリット・デメリットなどについては、コチラの記事で紹介しています↓
LINE公式アカウント入門編!基本機能とアカウントの作り方
今回の記事では、ダイビングショップにおすすめの機能である、ショップカードについてくわしく紹介していきます。
LINE公式アカウント・ショップカードとは?
ショップでお客様用のポイントカードを作成していますか?
ショップ利用のポイントカードやダイビングポイントのスタンプラリーなど、お店を繰り返し利用することがお客様にとってメリットになる場合、それがリピートのきっかけになる場合もあります。
特典は割引でも、ステッカーやログブック、Tシャツなどお店のオリジナル商品でも、お客様にとって価値があれば何でも良いですが、もう少しでもらえそう!となると、欲しくなる人も多いものです。
しかし、よくある紙製のポイントカードにはデメリットがありました。
ポイントカードのメリット | 紙製ポイントカードのデメリット | LINEショップカードの特徴 |
---|---|---|
ショップをリピートするきっかけになる | 忘れたり無くしてしまう 手間やコストがかかる |
無くさない コストもかからない アプローチ方法が増える |
紙製のポイントカードは、忘れたり無くしてしまう人も多く、ポイントを貯められるなら貯めたいけど、うまく使えなくてなんだか損した気分になってしまう…ということも少なくありませんでした。
また、ショップ側にも紙やスタンプなど、準備のためのコストがかかり、在庫管理やお客様への対応など業務が増えてしまうことも、紙製ポイントカードのデメリットと言えます。
お客様の中には、ポイントカードの管理ができないから、持ちたくないという方もいますし、その場合カードを渡すコストも無駄になります。
そのデメリットを一気に解決できるのが、LINE公式アカウントの「ショップカード」の機能なのです。
スマホがあればいつでも利用でき、LINE公式アカウントの無料プランで利用可能な機能なので、コストも在庫管理も不要ですぐに始められます!
LINEショップカードの機能
LINEショップカード機能によって、できることは5つあります。
①ポイントの付与
ポイントの付与は対面でなくても可能です。
たとえば、ショップ内やボートのドライルームなどにQRコードを印刷して置いたり、ログデータと一緒にQRコードを紙で渡すことも可能なので、スタッフがいなくてもポイントの付与ができ、忙しい日も業務を圧迫せずにサービスを提供できます。
もちろん重複してポイントを付与してしまわないように、ポイント取得は「1日1回まで」、「指定時間内は再取得できない」など、ルール設定もできるようになっています。
②特典の設定
特典の内容はショップで自由に設定することができます。
1度の利用で何ポイント付与するのか、何ポイントでどのような特典を提供するかをかんたんに設定できます。
③リッチメニューによる告知
LINEショップカードは、トーク画面下部にリッチメニュー(画像付きのメニュー)として表示させることができます。
ショップカード機能の告知だけでなく、アカウントのトーク画面からすぐにアクセスできるので、迷わず利用しやすい設計になっています。
他のキャンペーンの告知を大きくしたい場合は、ショップカードは小さく表示するなど、ショップ側の希望に合わせてレイアウトの変更が可能です。
④利用データの分析
LINE公式アカウントの基本機能に「分析」がありますが、ショップカードの利用状況も分析の対象になります。
ショップカードの発行枚数や特典の利用率、有効期限切れになったポイント、どのようなユーザーがポイントを利用しているかなど、詳細な情報を知ることで今後の運用に役立てることができます。
⑤友だちの獲得
「ショップカードを利用したい」という目的で、ショップのアカウントに友だち登録してくれるお客様を獲得しやすくなります。
友だち登録してもらえれば、ショップカード以外のキャンペーンの告知など、集客のためのアプローチにも有効になります。
機能についてさらにくわしくはLINE公式サイトへ
紙製のポイントカードのデメリットを解決できると紹介しましたが、チャット機能で「利用できるポイントの有効期限がせまっています!」など、利用を促す連絡ができるのは、LINE公式アカウントならではのメリットです。
さらに、友だち登録をしてもらえることによって、集客のアプローチ方法が増え、LINEショップカードの魅力は、単にショップカード機能の向上だけにとどまりません。
LINEショップカードの作り方
たくさんのメリットがあるLINEショップカードですが、作り方はとてもかんたん、PCやスマホがあれば今すぐ始めることができます。
基本的には項目に沿って選択・入力するだけでOKですが、どのような項目があるのかLINEショップカード作成のための3STEPを紹介します。
STEP1:メニューを選択
ホームにあるメニューの中から「ショップカード」を選び、「ショップカードを作成」をタップして進む
STEP2:項目の設定
作成画面で8つの項目を設定する。
①デザイン
デザインを選択します。
選択したデザインは公開後でも変更可能です。
②ゴール特典
ゴールまでのポイント数を設定します。 ポイント数は1〜50までで好きな数値を設定可能です。
③ゴール特典・ポイント特典
ゴール特典は必須項目のため、設定しなければショップカードの作成ができません。
すでに特典チケットがある場合は選択し、特典チケットがない場合は「特典チケットを作成」で新しく作りましょう。
チケットのデザインを選び、チケット名・利用ガイド・チケットの有効期限を設定すれば作成は完了、任意で特典イメージとして画像を設定することも可能です。
また、ゴールまでの途中にもポイント特典の設定ができるようになっています。
たとえばゴールが20ポイントであれば、折り返しになる10ポイント目にも特典を設定することも可能です。
ゴール特典だけの設定よりも、ささやかでも特典が小分けにあると、まずそこまで利用してみよう!というきっかけにもなります。
④カード有効期限
ショップカードの有効期限を設定できます。
初回利用日(または最終利用日)から〇年〇ケ月など、自由に設定可能です。
「設定しない」を選ぶことで、有効期限を作らないようにもできます。
⑤有効期限の通知
設定することで、有効期限が切れる前に自動的にお客様へ通知することができます。
期間は有効期限の前日〜最大1ヶ月前までの間で選択でき、「通知しない」を選択することも可能です。
⑥カード取得ボーナス
ショップカードに登録してくれたお客様へ、初回にプレゼントできるボーナスポイントを設定可能です。
「0」を選択し、初回ボーナスポイントを無しにすることもできますが、1ポイントでも初回ボーナスがあることで登録者が増えやすく、スタッフからもおすすめしやすくなります。
⑦ポイント取得制限
ポイント取得制限では、同じお客様に何度もポイント付与してしまうことを防止するため、以下の設定が可能です。
・制限しない
・同日中に同じお客様へポイント付与を許可しない(0:00にリセット)
・指定時間以内に同じお客様へポイント付与を許可しない
この設定は「印刷用ポイント付与QRコード」「スマートフォン画面に表示したポイント付与QRコード」に適用されます。
設定を変更した場合、紙のQRコードは最新のものに差し替えが必要になるのでご注意ください。
QRコードには「読み取り期限」や「店舗から300m以上離れた場所での読み取りを制限」など、撮影してショップ外で不正にポイント付与をおこなわないための制限をかけることも可能です。
⑧利用ガイド
利用ガイドは未入力でも初期のテンプレートが表示されますが、ショップのルールに合わせた内容に編集することをおすすめします。
どのタイミングで何ポイント付与されるのか、有効期限や不正利用に対しての注意・制限など、ショップカードの利用にあたり必要な情報はきちんと明記しておきましょう。
STEP3:ショップカードの作成完了
全ての項目を選択・入力後、画面の下部には3つの選択肢が出てきます。
保存してカードを公開
「保存してカードを公開」をクリックすると、その表記の通りすぐに公開され利用できるようになります。
下書き保存
「下書き保存」を選択すると、これまで設定した内容が下書きとして保存され、公開・利用には至りません。
ランクアップカードを作成
「ランクアップカードを作成」を選択すると、ランクアップカードの作成画面へ移行します。
作成を完了しすぐに利用したい場合は「保存してカードを公開」を、ひとまず保存し確認が必要な場合は「下書き保存」を選択してください。
ランクアップカードとは?
ランクアップカードは、ポイントカードのゴールまでポイントを貯めたお客様だけに発行される、次のポイントカードのことです。
設定方法は通常のショップカードと同じ流れですが、リピーターさんだけが手にできるカードと特典を用意することで、リピート率を向上への施策になります。
LINEショップカードを作成後にやるべきこと!
LINEの作成が完了したら「URLのシェア」と「QRコード設定」をおこないましょう。
2点についてくわしく紹介していきます。
URLをシェア
ショップのLINE公式アカウントのホームにあるメニューの「ショップカード」をタップすると、管理メニューの中に「URLをシェア」というメニューがあります。
ショップカードを公開したらURLをシェアして、ショップカードが利用できるようになったことを告知しましょう。
ショップカードのURLはLINE・Twitter・FacebookなどSNSのタイムラインでのシェアや、ブログなどでも紹介可能です。
QRコード設定
QRコードには「印刷用ポイント付与QRコード」と「ポイント付与QRコード」の2種類があります。
前もって準備が必要なのは「印刷用ポイント付与QRコード」のみですが、「ポイント付与QRコード」もよく利用する機能なのであわせて紹介します。
印刷用ポイント付与QRコード
その名の通り印刷用のQRコードです。
用意しておくことでスタッフがいなくてもポイント付与が可能になります。
印刷用ポイント付与QRコードは下記の手順で作成できます。
- ①ホームメニューの「ショップカード」を選択
- ②ポイント付与の「QRコードを印刷」を選択
- ③「印刷用ポイント付与QRコードを編集」画面で、必要な設定をおこなう
- ④「設定を保存して印刷」で印刷する
※スマホで作成したQRコードのデータをPCに送ることも可能です。
ポイント付与QRコード
ホームメニューの「ショップカード」→ポイント付与の「スマートフォンにQRコードを表示」を選択すると「ポイント付与QRコード」が表示され、そのまま読み取りが可能です。
「ポイント付与QRコード」は1回のみの利用となり、読み取り後に別の方がさらに読み取りをおこないたい場合、タップして更新すると可能になります。
付与するポイント数は画面の下部から設定することができます。
「URLのシェア」と「QRコード設定」に加え、LINE official account managerを利用している方は、リッチメニューへの登録もおすすめです。
「ショップカード」→「設定」から「カード取得URL」を確認し、リッチメニューに設定してください。
LINEショップカードの停止方法
ショップカードは作成後に停止することも可能です。
ホームメニューの「ショップカード」→管理の「ショップカード設定」からカードの更新や公開停止ができます。
一度公開停止にしたショップカードは復活できず、公開停止の翌日まで新たなショップカードの開始ができなくなるのでご注意ください。
LINEショップカードのまとめ
ここまででLINEショップカードには、紙製のポイントカードにはない多くのメリットがあることがわかりました。
LINEショップカードのメリット
- ・忘れない・無くさない
- ・コストがかからない
- ・手間がかからない
- ・作成してすぐ利用できる
- ・会わなくてもURLで渡せる
- ・利用状況の分析ができる
- ・友だちを増やし、集客につながるきっかけを増やせる
LINEショップカードの作成方法は、3STEPでとってもかんたん。
LINE公式アカウント自体もすぐに作成できるので、まだアカウントがない方はこの機会に作成してみてはいかがでしょうか?
そして、ショップのLINE公式アカウントはあるけれど、ショップカードは利用していなかった!という方も、すぐ始められる機能なので、ぜひこれからの集客にお役立てください!