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Googleビジネスプロフィールの停止と復旧方法について解説!
INDEX
店舗を経営されている皆さんは、Googleが提供している「Googleビジネスプロフィール(旧名称:Googleマイビジネス)」を利用しているかと思います。Googleビジネスプロフィールを利用することで、営業時間・所在地・口コミなど、登録した店舗のビジネス情報を管理することができます。
Googleビジネスプロフィールの記載を充実させ、ユーザーが検索するキーワードを盛り込むことで、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
つまり、ユーザーに自店舗が見られる・注目される回数が増えることにつながるということです。このようなMEO対策(主にGoogleマップ向けの地図エンジンで検索結果が上位に表示されるために様々な施策を行うこと。)としても非常に有効です。
そのため、近年、集客や顧客とのコミュニケーションにおいて、Googleビジネスプロフィールの重要性はますます高まっています。
しかし、ガイドライン違反などの理由でアカウントが停止・無効化されてしまうケースも少なくありません。せっかく作成したプロフィールが利用できなくなるのは大きな痛手です。
また、2024年3月に仕様変更もあり、今までとは勝手が異なっています。
この記事では、Googleビジネスプロフィールのアカウント停止・無効になる理由と復旧方法について、最新の情報を交えながら詳細に解説します。復活に向けた具体的な手順はもちろん、停止・無効を未然に防ぐための対策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールアカウントの停止の種類
Googleビジネスプロフィールのアカウント停止・無効化には、主に以下の2つが原因として考えられます。
ポリシー・ガイドライン違反
Googleが掲げるポリシー、またはガイドラインに違反したことで、アカウントが停止・無効となります。
ビジネスプロフィールに関連するすべてのポリシーとガイドラインは以下の通りです。
- Googleビジネスプロフィールのポリシーの概要
- ビジネスの資格要件とオーナー権限
- Googleに掲載するローカルビジネス情報のガイドライン
- 禁止および制限されているコンテンツ
- サポートされている国 / 地域
- 写真と動画に関するポリシー
- ビジネスプロフィールの投稿に関するコンテンツポリシー
- ビジネスプロフィールのメッセージガイドライン
- ビジネスリンクに関するポリシーとガイドライン
- 商品の承認について
- Business Profile APIに関するポリシー
- ビジネスプロフィールのサードパーティポリシー
- ビジネスプロフィールで作成したウェブサイトに関するポリシー
ポリシーとガイドラインについて詳細を調べたい方は、下記のGoogleのヘルプページを参考にしてください。
https://support.google.com/business/answer/7667250?sjid=12178757879701032573-AP
不正な活動
外部からの乗っ取りや、不正なレビューの投稿(サクラの口コミなど)などによって、アカウントが停止・無効となります。アカウントが乗っ取られた際は、アカウント自体が削除されることもあるようです。もし、アカウントが削除された場合は下記を参考に復元してみてください。
https://support.google.com/accounts/answer/6236295?hl=ja
停止・無効になったGoogleビジネスプロフィールのアカウントを復旧するには?
Googleビジネスプロフィールが停止・無効になった場合は、以下の方法を試すと良いでしょう。
停止理由を確認する
まず、Googleから送信された通知メールで停止理由を確認しましょう。
具体的な違反内容が記載されているので、問題点を把握することができます。
違反内容を修正する
停止理由は必ず修正する必要があります。違反内容にあたる項目を修正し、正確かつ最新の情報に更新しましょう。
修正が完了したら、変更内容を保存してください。
再審査をリクエストする
修正後、Googleビジネスプロフィールの「再審査請求ツール」を使用しましょう。
再審査の手順は以下の通りです。
- 再審査請求ツールにアクセスしたら、ビジネスプロフィールに関連する Googleアカウントにログインしていることを確認します。
- 回復するビジネスプロフィールを選択します。
Googleビジネスプロフィールの再審査請求ツールに表示される情報は次のとおりです。
・制限されたプロフィール
・管理措置が取られた理由
・違反したポリシーへのリンク - 選択したら右下の [再審査請求を送信] を選択します。
再審査請求の裏付けとなる以下の証拠書類を任意で追加するよう求められる場合があります。
・正式な事業登録証
・納税証明書
・事業用の公共料金の請求書。(電気、電話、水道、インターネットなど) - 再審査請求の内容が Googleで確認され、結果を記載したメールが送信されます。再審査には数週間かかる場合があることをご了承ください。
再審査請求ツールはこちら
https://support.google.com/business/?p=manage_appeals&sjid=12178757879701032573-AP
再審査結果を確認する
再審査の結果は、再審査請求ツールで確認できます。承認された場合は、アカウントが復活します。不承認された場合は、理由が記載されているので、再度修正を行い、再審査をリクエストしてください。
また、アカウントを復活させるためには以下のポイントを押さえておきましょう。
- 迅速な対応: 停止・無効化されたら、できるだけ早く修正と再審査請求を行いましょう。問題が長期間放置されると、復活が難しくなる可能性があります。
- 丁寧な修正: 停止理由を正確に理解し、丁寧かつ詳細に修正しましょう。誤字脱字や不備があると、再審査で不承認になる可能性があります。
- 根気強く取り組む: 再審査は1回で承認されるとは限りません。不承認の場合は、修正点を再度確認し、諦めずに再審査をリクエストしましょう。
複雑な問題や何度も再審査が不承認になる場合は、専門家であるGoogleサポートに相談することをおすすめします。
Googleビジネスプロフィールのアカウントの停止・無効を事前に防ぐには?
今までの項目で、Googleビジネスプロフィールが停止してしまう要因や復旧方法が分かったかと思います。しかし、どうせなら停止にならない状態を保っていたいですよね!
ビジネスプロフィールのアカウント停止や無効が起こらないようにするために、事前に防ぐための対策として以下の2つを心がけておきましょう。
情報は常に最新の状態を維持しておく。
Googleビジネスプロフィールのガイドラインの一つである「Googleに掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」には、「Googleに表示されるビジネス情報の質を維持できるようご協力ください。このガイドラインに従えば、ビジネス情報の変更や Googleサービスからのビジネス情報の削除など、よくある問題を回避できます。」という記載があります。
営業時間や店舗の名前、所在地などを変更した場合、すぐに情報を更新することで、ビジネスプロフィールとアカウントの停止リスクを下げることができます。
Googleのガイドラインを定期的にチェックする
Googleのサービスは定期的にアップデートされており、ビジネスプロフィールに関係するガイドラインやポリシー、仕様も更新されます。
2024年3月5日にも新しく仕様が変更されており、Googleビジネスプロフィールで作成したウェブサイトが利用できなくなり、サイトにアクセスしたユーザーはビジネスプロフィールにリダイレクト(移動)されます。
※ユーザーがビジネスプロフィールへ移動するのは 2024年6月10日までです。
この日を過ぎてユーザーがウェブサイトにアクセスしようとすると「ページが見つかりません」というエラーが表示されます。
「ガイドラインの更新を知らなかったから、プロフィールやアカウントが停止された…」なんてことがないように、Googleの公式情報は確認するようにしましょう!
Googleビジネスプロフィールについて知っておこう
いかがだったでしょうか。
この記事では、Googleビジネスプロフィールのアカウント停止・無効になる理由と復旧方法について紹介しました。
内容をまとめると以下の通りになります。
- Googleビジネスプロフィールアカウントの停止は、「Googleポリシー・ガイドライン違反」「不正な活動」の2種類が主である。
- 停止・無効になったGoogleビジネスプロフィールのアカウントを復旧するには、「停止理由を確認する」→「違反内容を修正する」→「再審査をリクエストする」→「再審査結果を確認する」の手順をとる必要がある。
- Googleビジネスプロフィールのアカウントの停止・無効を事前に防ぐには、「ビジネスプロフィールの情報を常に最新の状態を維持しておく」ことと「Googleのガイドラインを定期的にチェックする」ことが重要となる。
Googleのサービスは常日頃からアップデートしているため、我々利用するユーザー側も置いて行かれないように気をつけなくてはなりません。
最初にプロフィール設定をして、そのまま…という事業者さまは、アカウント停止の有無にかかわらず、重要な集客ツールの一つとして定期的にご確認されることをオススメします。
その習慣をつけるためにも、より集客に役立てるために「口コミ(レビュー)」の投稿をお客様にお願いできるのが一番良いかと思います。