COLUMN for DivingShopダイビングショップ向け経営・集客コラム

集客に役立てようとInstagram（以下インスタ）を運用しているショップ様も多いのではないでしょうか。
インスタをやっていて「エンゲージメント」という言葉を聞いた方も多いと思います。
「エンゲージメント率」が高いほうがいいとも。
でもこの「エンゲージメント」「エンゲージメント率」とは何かを説明できる人はそれほど多くはないのではないでしょうか。

この記事ではインスタにおける「エンゲージメント」「エンゲージメント率」とは何かをわかりやすく解説 します。
そしてエンゲージメント率を高めるインスタの運用方法もご紹介します。

エンゲージメント率が高いアカウントは集客力が高いアカウントともいえます。
この記事がインスタ運営の参考になれば幸いです。

インスタのエンゲージメントとは

そもそも「エンゲージメント」とは消費者と企業の関係、特に消費者が企業に対して持つ愛着をさす言葉です。
インスタではエンゲージメントとは具体的に投稿に対する「いいね！」、コメント、シェア、コメント、保存などのリアクション をさしています。

インスタのエンゲージメント率とは

インスタのエンゲージメント率とはかんたんに説明すると「投稿に対して投稿を見た人が反応した割合」 のことです。

つまり、投稿を見た人のリアクション（「いいね！」、コメント、シェア、保存の合計）の数を分子にフォロワー数、リーチ数、インプレッション数のいずれかを分母にして割った数字になります。インスタ公式の計算式はないため、フォロワー数、リーチ数、インプレッション数のどれを分母にするかは任意です。

インスタのエンゲージメント率のチェックの方法

エンゲージメント率の計算式は以下のようになります。

リーチ数は投稿を見た人数、インプレッションは投稿が画面に表示された回数です。
アカウントのエンゲージメント率を調べたい時はフォロワー数を分母にし、投稿のエンゲージメント率を知りたい場合はリーチ数かインプレッション数を分母にするとよいでしょう。

エンゲージメント率を求めるのに必要な数字はインサイトで確認できます。
アカウント全体の概要はプロフィールトップの「インサイト」をタップすると表示されます。
投稿ごとのインサイトは投稿の「インサイトを表示」をタップすると確認できます。

なお、インサイトはプロアカウント（ビジネスアカウントとクリエイターアカウント）に設定していないと見られません。
プロアカウントの設定がまだの場合はプロアカウントに設定しましょう。プロアカウントは無料で使えます。

インスタのプロアカウントについてくわしく知りたい方は以下の記事も読んでみてください。
プロアカウントの設定方法も説明しています。

Instagramでもっと集客を！ビジネス用アカウントのメリットと活用術

エンゲージメント率が高いとどんなメリットがあるか

エンゲージメント率が高いとどのような利点があるのかをまとめました。

好感度の目安になる

インスタで「いいね！」をしたりコメントをしたり、投稿を保存したりといったリアクションは基本的にはポジティブな気持ちになった時にすることが多いです。
エンゲージメント率の高さはアカウントを運営しているショップや企業への興味や関心、好感度の目安になります。

影響力が高いアカウントとみなされる

エンゲージメント率は投稿を見ている人やフォロワーとの結びつきの強さの目安となっています。
そのため、エンゲージメント率が高いアカウントほど影響力があるとみなされています。

フォロワーが多くてもエンゲージメント率が低ければ商品やサービスを紹介してもリアクションは少ないはずですが、フォロワーがそれほど多くなくてもエンゲージメント率が高いアカウントであれば「いいね！」がもらえたり商品やサービスへの質問があったりするはずです。

エンゲージメント率が高いと露出が増える

インスタは見ている人の興味に合わせた投稿が表示される仕組みになっています。
エンゲージメント率が高い投稿やアカウントは投稿を見てくれている人やフォロワーと同じような興味・関心を持った人たちの発見タブやおすすめに表示されやすくなるはずです。

インスタでエンゲージメント率を高める方法

インスタでエンゲージメント率を高めるためには以下のことが有効です。

ターゲットを決める

まずはアカウントをフォローしてほしい、投稿を見てほしいターゲットをしっかりと決めておきましょう。ターゲットがしぼれていれば投稿の内容も決めやすくなりますし、アカウントの世界観も統一しやすくなります。

積極的なコミュニケーション

フォロワーや投稿を見ている人と積極的にコミュニケーションするのもおすすめです。
もらったコメントに返信したり「いいね！」を返したりフォローバックしたりといった方法があります。
アンケートや質問ができるストーリーズの活用も有効です。　

ハッシュタグをつけて投稿する

インスタでも検索をしてサービスや商品を探す人が増えています。
投稿に関連するキーワードにハッシュタグをつけて投稿し、投稿が検索されやすいようにするのもよいでしょう。
「＃ダイビング」をつけて投稿すれば、ダイビング愛好者やダイビングに興味のある人に検索されやすくなり、投稿を見てもらいやすくなります。

投稿の分析・改善

エンゲージメント率を上げるためには質のよい投稿をする必要があります。ただ投稿をするのではなく、定期的にこれまでの投稿を振り返り分析・改善を繰り返します。
過去の投稿でどんな内容の投稿にリアクションが集まったのかや投稿がよく見られている時間を確認して投稿時間を変えてみたり、投稿の内容を改善します。

インスタでエンゲージメント率アップを狙うときに注意したいこと

エンゲージメント率アップを狙う時に覚えておくといいこと、注意したいことは以下です。

フォロワーが増えるとエンゲージメント率が下がることもある

分母が増えるのでフォロワーが増えるとエンゲージメント率は下がる傾向があります。フォロワー数を分母にする際にはアクティブでないアカウントもあることには注意しましょう。

投稿数が多すぎるとフォロワーに敬遠されることもある

投稿が滞っているとフォロワーは減ってしまいますが、多すぎるとフォロワーに敬遠されることがあることも覚えておくといいでしょう。1日４投稿以上はリーチ数が減る傾向もあるそうです。

投稿数が多いかもと思ったら、画像を複数にして投稿をまとめたり、ストーリーズに投稿したりするとよいでしょう。

エンゲージメント率アップは集客につながる

今回はインスタのエンゲージメントについてご説明しました。
インスタのエンゲージとは投稿への「いいね！」やコメント、シェア、保存といったリアクション をさします。
エンゲージメント率とは投稿に対してのリアクションした人の割合 のことです。

投稿に対してのリアクションは「いいな」と思った時にされることが多いので、エンゲージメント率が高い投稿やアカウントはフォロワーや投稿を見ている人の好感度が高く、見込み客やリピーター予備軍を抱えているといえます。
エンゲージメント率のアップを目指せば集客に役立つインスタ運営ができるはずです。
この記事をぜひ、インスタのエンゲージ率アップにお役立てください。