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Googleアナリティクス入門!設定&使い方まるっとご紹介
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ショップのホームページに「Googleアナリティクス」を導入していますか?
Googleには無料で利用できるさまざまな便利ツールがあり、
なかでもGoogleアナリティクスは、ホームページを見てくれたユーザーの行動を見える化してくれる機能を持っています。
この記事では、Googleアナリティクスとはどんなものなのか、メリット・デメリットや設定方法、使い方などをご紹介します。
初期設定には特にむずかしい操作は無く、30分もかからないと思うので、まだやってないかも…という方は、ぜひこの機会に始めてください!
Googleアナリティクスとは?
Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているWebサイトのアクセス解析ができるツールのことです。
たくさんの機能があるにも関わらず無料で使用でき、すでに多くの方に利用されている、人気の高いツールの一つです。
Googleアナリティクスの5つの機能
①リアルタイムの利用状況がわかる
現在どれくらいの人に見られているのかや、よく見られている時間帯などを知ることができる。
②どんなユーザーが多いかがわかる
性別、年齢、地域、興味関心など、サイトを閲覧してくれた人の詳細な情報を見られる。
③ユーザーがどこからサイトを訪れてきているか
検索や外部リンク、広告など、何がきっかけでサイトを訪問してくれたのかを知ることができる。
④サイト内でのユーザーの動きがわかる
よく見られているページや滞在時間、一番最初に見たページ、サイトを離脱したページなど、ユーザーがどの情報に興味を持ってどんな行動を取ったかを見ることができる。
⑤Webサイトの成果がわかる
お問い合わせや予約などにつながっているかなど、求めている成果が上がっているかどうかを確認できる。
Googleアナリティクスを利用するメリット
Googleアナリティクスを利用するメリットは3つあります。
- ・たくさんの機能がある
- ・無料で利用できる
- ・既に利用者が多いため、情報も多い
高機能、なのに無料。というのが一番のメリットですが、既に利用者が多いため、検索すれば多くの情報を得られるので、使いやすいということも人気ツールならではのメリット と言えます。
Googleアナリティクスを利用するデメリット
Googleアナリティクスには2つデメリットがあります。
- ・利用するために設定が必要
- ・使い方がわからないと機能を活かせない
費用もリスクもないので、設定しなければ使えないということ以外に、デメリットらしいものはほぼありません。
かんたん!Googleアナリティクスの設定3STEP
Googleアナリティクスの設定は3STEPでかんたんにできます!
すでにGoogleアカウントをお持ちの方はSTEP2から始めてください。
STEP1:Googleアカウントを作成する
Googleアカウントを持っていない場合は、まずはアカウントを作成しましょう。
名前、メールアドレス、パスワード、電話番号を入力し、本人確認を行えばかんたんに作成できます。
STEP2:Googleアナリティクスアカウントを作成する
Googleアナリティクスアカウント作成ページで「無料で利用する」ボタンからアカウントを作成できます。
入力に必要な情報は、アカウント名、webサイト名、サイトのURLの3つです。
他に「業種」「レポートのタイムゾーン」という選択項目が2つあります。
日本国内のダイビングショップであれば下記の項目を選択しましょう。
業種→趣味、レジャー
レポートのタイムゾーン→日本
全ての入力・選択ができたら「作成」をクリックし、利用規約に同意したら完了です。
STEP3:トラッキングコードの設置
アカウント作成が完了すると、「トラッキングコード」の表示画面に移動します。
この「トラッキングコード」をショップのサイトに設置することで、情報を解析できるようになるのです。
設置方法はトラッキングコードのページに書かれている通りですが、コードを全てコピーし、ショップのホームページのHTMLファイルの<head>タグの直下に貼り付けてください。
これでGoogleアナリティクス設定の3STEPが完了です!
トラッキングコード番外編:ワードプレスの場合
ワードプレスの場合は、「外観」→「テーマエディター」にあるテーマファイルの中の「テーマヘッダー」にトラッキングコードを貼り付けます。
貼り付け箇所は</head>タグの直前に貼り付けてください。
プラグイン「All in One SEO」を利用している場合は、トラッキングIDを入力するだけでOKです。
トラッキングIDは、トラッキングコードが表示されているすぐ上に表示されています。
ダッシュボードの「All in One SEO」→「一般設定」→「Googleアナリティクス」を選択し、
「GoogleアナリティクスID」の欄にトラッキングIDを入力してください。
トラッキングコードの画面を閉じてしまった場合
トラッキングコードを貼り付ける前に、まちがえて画面を消してしまった!?
という場合も、何度でも確認できるのでご安心ください。
Googleアナリティクスのトップページ左上にある「管理」から、
「トラッキング情報」内の「トラッキングコード」を選択し、かんたんにコードの確認ができます。
設定ができているか確認しよう!
設定が完了したら、きちんとできているか必ず確認しましょう。
Googleアナリティクスのページの左にいくつかのメニューがあります。
「レポート」→「リアルタイム」→「概要」を選択すると、リアルタイムの閲覧者を確認できます。
自分が見ていても「1」と表示されるはずなので、「0」以外の数字が表示されていればOKです。
すぐに反映されるものなので、少し待ってもリアルタイムの数値に動きがない場合は確認が必要です。
Googleアナリティクスのページの左上にある
「管理」→「トラッキング情報」→「トラッキングコード」内の
右上に表示されているステータスを確認してみましょう。
「過去48時間にトラフィックデータを受信しています。」と表示されていれば問題ありません。
「過去48時間に受信したデータはありません。」と表示されいる場合は対応が必要です。
「テスト トラフィックを送信」のボタンを押しても変化がなければ、トラッキングコード(またはトラッキングID)を貼り付け直してみましょう。
Googleアナリティクスの使い方
Googleアナリティクスのメニューにはたくさんの項目がありますが、よく利用される4つの機能を押さえておけばOKです!
4つの機能で何が確認できるのか?どうやって使えばいいのか?詳しく紹介していきます。
Googleアナリティクス・4つの主要メニュー
- ①ユーザー
- ②集客
- ③行動
- ④コンバージョン(CV)
①ユーザー
もっとも確認するべきは「ユーザー」メニューです。
「ユーザー」では、その名の通りサイトの閲覧者の情報を知ることができます。
まずは「概要」をチェックしてみましょう!
概要では下記で紹介している項目を、月ごと、週ごと、日ごと、時間ごとなど、自分が確認したい期間を設定して数値の解析が可能です。
普段は使わない用語が多くわかりづらいかもしれませんが、覚えてしまえばかんたんです。
ユーザー
ユーザーはサイトを見てくれた人の数です。
セッション
セッションはサイトの訪問数です。
同じユーザーが1日に2回見に来てくれた場合「2」とカウントされるので、ユーザー数とイコールではありません。
ページビュー
ページビューは見てもらえたページ数のことで、PVと表現されることもあります。
一人で3ページ見た場合3PVとカウントされるので、セッション同様ユーザー数よりも多くなります。
滞在時間
滞在時間はユーザーがサイトを見るのにかけた時間を指します。
基本的に滞在時間は長いほうが、よく読んでもらえているいいページであることが多いです。
しかし、購入ページや問い合わせページなどで滞在時間が長いのは、欲しい情報が得られなかったり操作がわからず時間がかかってしまっている場合もあります。
直帰率
ユーザーがサイト見終えて離れることを「離脱」と言いますが、中でもその1ページしか見ずに離れてしまうことを「直帰」と言います。
直帰率が低ければ、それだけ多くのページを見てもらえているということで、ユーザーにとって良いページであったと判断できます。
モバイルもCheck!
「ユーザー」メニューの中の「モバイル」→「概要」では、どのような端末で閲覧している人がどれくらいいるのかを確認することができます。
「mobile」はスマホ、「desktop」はパソコン、「tablet」はタブレット端末で閲覧しているユーザーの数値を表しています。
②集客
「集客」メニューは、その名の通りどうやって集客できているのかを確認できるメニューです。
「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」では、どうやってサイトに来てくれたのかを詳しく知ることができます。
Organic Search
検索してサイトに訪問した数値
Paid Search
リスティング広告などからサイトに訪問した数値
Direct
URLの直接入力、または「お気に入り(ブックマーク)」から訪問した数値
Referral
他サイトのリンクからサイトに訪問した数値
Social
SNSからサイトに訪問した数値
Display
バナー広告からサイトに訪問した数値
Other
上記のどれにも当てはまらない訪問(調べられなかった場合も含む)
Googleサーチコンソールで検索キーワードを調べよう!Googleサーチコンソールと連携すれば、「集客」→「キャンペーン」→「オーガニック検索キーワード」メニューから、どんなキーワードで検索して来てくれたユーザーが多いのかなどを調べることも可能です。
▼Googleサーチコンソールに関しては別の記事で詳しく紹介しています↓
【Googleサーチコンソール入門編】初期設定とアナリティクス連携方法
③行動
「行動」メニューでは、ユーザーがサイトを訪問してからどのような動きをしたのかを確認することができます。
「行動」→「サイトコンテンツ」内の「すべてのページ」では、サイト内のすべてのページのPV(ページビュー)数やセッション数を確認できます。
「サイトコンテンツ」内の「ランディングページ」では、一番最初に見られているページを知ることができます。
よく見られているページを知ることで、どのページに力を入れるべきかなど、改善点も明確にしやすくなります。
④コンバージョン(CV)
「コンバージョン(CV)」は、購入や予約、会員登録など、そのサイトの目標のことを指します。
「コンバージョン」→「目標」→「概要」で、CV数を確認することができます。
たとえばコンバージョンの目標が「予約」だった場合、そしてその数値が目標数に届いていないのであれば、予約ボタンの位置やデザイン、サイズなどの見直しを行う必要があります。
Googleアナリティクスまとめ
これまでの内容を要約すると、Googleアナリティクスには以下のような機能があります。
Googleアナリティクスの5つの機能
- ①リアルタイムの利用状況がわかる
- ②どんなユーザーが多いかがわかる
- ③ユーザーがどこからサイトを訪れてきているか
- ④サイト内でのユーザーの動きがわかる
- ⑤Webサイトの成果がわかる
Googleアナリティクスを利用するメリット
- ・たくさんの機能がある
- ・無料で利用できる
- ・既に利用者が多いため、情報も多い
Googleアナリティクスを利用するデメリット
- ・利用するために設定が必要
- ・使い方がわからないと機能を活かせない
Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス解析ができる人気のツール。
高機能なのに無料で、デメリットの少ないことで多くの人に利用されています。
Googleアナリティクスの設定は3STEP
- STEP1:Googleアカウントを作成する
- STEP2:Googleアナリティクスアカウントを作成する
- STEP3:トラッキングコードの設置
設定方法はむずかしくありません。
設定後はうまく動作しているか、必ず確認しましょう。
Googleアナリティクス・4つの主要メニュー
- ①ユーザー
- ②集客
- ③行動
- ④コンバージョン(CV)
サイトのアクセス解析を行うことで、目標に対して順調なのか、問題があるのか、どこが問題になっているのかを明確にすることができます。
たとえばコンバージョン率が低いのではなく、サイトへの訪問数がそもそも少ないことが問題なのであれば、もっと見てもらうための施策が必要です。
まだ使ってなかった…という方は、この機会にGoogleアナリティクスを導入し、ショップのホームページの改善にお役立てください!